分周・バッファユニット model 3603 / 低ジッター分周器

高精度分周・バッファユニット model 3603 - ISA Web
製品概要入出力仕様
機器概要ブロックチャート

製品概要

概要および特徴

本製品は2.856GHz(高周波)を入力源および基準信号とし、その1/36逓降出力を高精度増幅、分岐出力させる分周・バッファユニットです。入力基準信号に対する出力の相対誤差として、極少な時間差(目測2ps)とする極めて高い安定性(低ジッター)を実現しております。

高精度分周・バッファユニット model 3603 背面 - ISA Web

商用AC100Vにて動作します。内部は回路設計はもちろんのこと、パターン設計やデバイス選定まで高度な高周波技術が施されており、それらの結線および配線には特に配慮してあります。

本体サイズ430(W)x132(H)x450(D)mm、重さ8.5kg、EIA規格 高さ3Uサイズです。排熱用ヒートシンクを裏面に装備しています。

過去10年以上にわたり、24分周、25分周ユニットを数多く納めてきた実績があり、フェムト秒計測のキーデバイスとして実用化されています。本製品は筐体、回路、基板など全て当店による設計です。

備考

・本製品は受注生産品です
・納期は受注後約3ヶ月です
・前面パネルのNコネクタはSMAコネクタ等に変更可能です
・お客様による特注仕様も承ります

カタログおよび製品購入ページ

ページ先頭へ


入出力仕様

 名称コネクタ名称仕様/コネクタ形状備考
入力基準信号(IN)SB-IN2.856GHz +14〜+18dBm
N type Jack connector
 
出力基準信号(OUT)SB-OUT2.856GHz 0〜3dBm
N type Jack connector
モニタ出力
基準信号ATTSB-ATTSB-OUT用 10dBm
多回転設定ツマミ
 
基準信号位相制御Phase ShifterSB-OUT用 0〜640°
多回転設定ツマミ
 
モニタ出力RF-MON79.33MHz 0dBm
N type Jack connector
バッファ無し出力
逓降出力(1/3)RF-179.33MHz 20dBm
N type Jack connector
36分周(3分岐出力)
逓降出力(2/3)RF-279.33MHz 20dBm
N type Jack connector
36分周(3分岐出力)
逓降出力(3/3)RF-379.33MHz 20dBm
N type Jack connector
36分周(3分岐出力)
出力ATT(1/3)ATT-1RF-1用 10dBm 270°
回転設定ツマミ
 
出力ATT(2/3)ATT-2RF-2用 10dBm 270°
回転設定ツマミ
 
出力ATT(3/3)ATT-3RF-3用 10dBm 270°
回転設定ツマミ
 

ページ先頭へ


機器概要

電源AC100V (3P)AC100V 50/60Hz (80W)本体背面
電源スイッチPOWERネオンランプ付スイッチ (本体稼動時LED点灯) 
外形寸法430(W) x 132(H) x 450(D)EIA規格 高さ3U
本体重量8.5kg 
動作環境温度 23±5℃、湿度 70%RH以下 
取付方法19"ラック取付金具による設置が可能 

ページ先頭へ


ブロックチャート

高精度分周・バッファユニット model 3603 ブロックチャート - ISA Web  説明:2.856GHzの基準信号源を外部入力とし、入力信号を分周ユニットにて1/36分周した79.33MHzの信号を、AMPユニットで増幅させた後、出力調整用ATTにて調整し、出力信号として出力します。基準の入力信号をPhase Shifter経由で出力させることもできます。1/36分周後にAMPユニットを介さず直接信号を出力する機能も備えています。

ページ先頭へ